【競輪終了のお知らせ?】トップ選手のドーピング連発で“公営ギャンブルの信用”が地に落ちた

競輪ファンの皆さん、残念ながら今年は“黒歴史”として刻まれることになりそうです。
2025年、男子トップ選手・北井佑季がグランプリでドーピング発覚──しかも筋肉増強剤。続けざまに女子の野口由美香が“ドーピングカクテル”で陽性

かつて「公正・クリーン」を売りにしてきた競輪が、自らの手でファンの信頼を地に落とした瞬間です。

「北井佑季」グランプリを汚した“史上初”の裏切り

「グランプリに出る選手は競輪界の顔」──誰もがそう信じてきました。
しかし、その看板を自ら蹴り飛ばしたのが 北井佑季

2024年12月のKEIRINグランプリ。注目が集まる最高峰の舞台で、彼の体から検出されたのはメタンジエノン(筋肉増強剤)
つまり、「禁断のドーピングに頼っていた」という衝撃の事実です。

処分は3か月の出場停止+SSからの降格
「たった3か月?甘すぎるだろ」という声がネットで炎上したのも当然でしょう。

「競輪選手は筋肉勝負。ドーピングしたらもう競輪じゃない」

というファンの声は痛烈そのもの。まさに史上最悪の裏切りでした。

「野口由美香」女子競輪すら“汚染”されたドーピング

さらにファンを絶望させたのが、女子競輪の 野口由美香
2025年2月、大宮競輪での検査で検出されたのは ナンドロロン・クロミフェン・タモキシフェン

これは単なる筋肉増強ではなく、ホルモン値を操作し、副作用を抑える“フルコースのドーピング”
言ってしまえば「完全武装型のズル」です。

処分は4月から7月までの3か月停止


しかし、この事例を受けJKAはようやく腰を上げ、最長12か月の制裁導入を発表しました。
逆に言えば、ここまでしないと止められないほど競輪界は腐っていたということです。

信用崩壊のイメージ定着へ

競技の存在価値を根こそぎ奪う「ドーピング」という致命傷。競輪はこの数年、AI予想や新規ファン獲得の動きで盛り返そうとしていましたが、今回の連発スキャンダルでそれも水泡に帰すリスクが高まっています。

「ホントに検査やってんの?」

「陽性が出ても発表しないんだから一緒だわ」

「正味強い奴はみんなやってるだろ」

という、下手するとお客様よりも酷い偏見が業界内で溢れかえっているのです。競輪界は今でもJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)による検査は行っていません。
 
本来、ドーピング検査を行ったのに結果を公表しないというのはおかしな話です。

JKAの後手対応“改革アピール”はファンに響かず

JKAは火消しに走り、“改革メニュー”を並べました。

しかし、問題はそこではありません。


「なぜここまで選手が薬に手を染めたのか?」という根本に向き合わず、表面的な処罰強化でお茶を濁しているに過ぎないのです。

しかも北井の処分はわずか3か月。「結局、稼ぎ頭には甘いんだろ」という世間の冷笑を招き、逆効果になっているのは火を見るより明らかです。

競輪界は今、崖っぷちに立たされています。
北井佑季、野口由美香──この二人の名前は“競輪史の汚点”として永久に語られるでしょう。

果たしてJKAが打ち出した「クリーン競輪」路線は実効性を持つのか?
それとも今回の事件を境に、競輪が「ドーピング公営ギャンブル」というレッテルを貼られ、二度と信頼を取り戻せなくなるのか?

どちらに転ぶかは、今まさに業界の覚悟次第です。


ただひとつ言えるのは──今回のスキャンダルは、競輪を一から作り直さなければならないレベルの致命傷だということです。

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